この記事では、受光ファイバの端面が 8° に斜めカットされた場合の計算例を紹介します。
本例では、投光ファイバ→光学系→受光ファイバ という2ファイバーモデルを取り上げます。
下図の General で設定するアパーチャは、投光ファイバのNAではなく、光学系の物理的な開口を定義していることに注意してください。
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Aperture.jpg [ 34.7 KiB | 表示回数: 268 回 ]
レンズデータエディタには、投光ファイバ以降の光学系を設定し、像面を受光ファイバ面とします。
受光ファイバの端面が斜めカットされたことを表現するには、下図のように像面直前に Coordinate Break 面を設定し、そこに
斜めカット角を入力します。
下図の例では、斜めカット角が 8° に設定されています。
もうひとつ重要なことは、像面の Glass 欄に受光ファイバの
コアの材質を入力することです。
下図では SILICA つまり石英が定義されています。
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LDE.png [ 30.75 KiB | 表示回数: 268 回 ]
本例の光路図です。
像面が傾いていることがわかります。
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Layout.JPG [ 33.43 KiB | 表示回数: 268 回 ]
本例のファイバー結合効率計算の設定画面は下図の通りです。
投光ファイバと受光ファイバのNAが0.1であることが定義されています。
そして、
受光ファイバの Tilt About X に-5.5° を設定している点にご注意ください。
これは受光ファイバの角度です。
受光ファイバの先端を 8° 斜めにカットすると、そのプリズム効果によって光束はおよそ 4° 傾けられます。
従って、受光ファイバ自身を逆に -4° ほど傾けると結合効率が回復します。
本例では -5.5° 傾けた場合に結合効率が最大になりました。
この値は最適化の対象になりませんので、試行錯誤で定める必要があります。
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Setting.png [ 23.86 KiB | 表示回数: 268 回 ]
本例の結合効率は下図の通り 72%(-1.39dB)です。
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Fiber Coupling.png [ 37.96 KiB | 表示回数: 268 回 ]
本例のZEMAXファイルです。
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Taper.ZMX [2.76 KiB]
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追記--------------------------
上で紹介した例はファイバの角度を Fiber Coupling Setting Dialog の中で設定しているので、最適化の対象にすることができませんでした。
しかし、レンズデータを下図のように変更し、ファイバの角度を Coordinate Break で定義すれば、最適化の対象とすることができます。
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LDE2.jpg [ 43.41 KiB | 表示回数: 176 回 ]
このZEMAXファイルです。
添付ファイル:
Taper2.zmx [3.34 KiB]
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添付ファイル:
Taper2.SES [53.73 KiB]
ダウンロード回数: 6 回