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 記事の件名: ノンシーケンシャル モードでのアパーチュアと軸外し鏡面部分を作成する方法を教えてください
 投稿記事 Posted: 2009年1月26日(月) 16:50 
管理人

登録日時: 2008年12月02日(火) 10:33
記事: 119
<ユーザー定義のアパーチュアを使用した軸外し部分の作成>

シーケンシャルな ZEMAX では、すべての部品が面として指定されており、それぞれの面には [Surface Properties] ダイアログの [Aperture] タブで、面アパーチュアが割り当てられます。
適用可能なアパーチュアの多くは、矩形アパーチュアや円形アパーチュア、楕円形アパーチュア、浮動アパーチュアといった組み込みの機能です。
NSC では、光学部品を面というよりはオブジェクトとして扱います。
したがって、上記のような一般的な面アパーチュアを適用することはできません。
しかし、いくつかの面オブジェクトは利用できるため、ノンシーケンシャル (NS) モードでもアパーチュアの作成は可能です。
NS モードのいくつかの面オブジェクトは、ユーザー定義のアパーチュアをサポートしています。
このような面オブジェクトでは、[Object Properties] ダイアログの [Type] プルダウン メニューを選択した後、[User Defined Aperture] オプションをチェックします。
添付ファイル:
User%20Define%20Aperture%20checkbox.gif
User%20Define%20Aperture%20checkbox.gif [ 13.24 KiB | 表示回数: 642 回 ]



このオプションをチェックすると、プルダウン メニューからユーザー定義のアパーチュア ファイルを選択したり、スケールを適用することができるようになります。
また、[Edit Aperture File] ボタンをクリックしてファイルを編集することもできます。
ユーザー アパーチュアは多くの異なる用途に使用できますが、多くの場合、非球面の軸外し部分の定義に使用されます。
たとえば、[Standard Surface] で [Conic] 値「-1」を指定して放物面鏡の矩形の軸外し部分を作成した後、ユーザー定義アパーチュアと組み合わせて使用することができます。
ユーザー定義アパーチュアの矩形エンティティ名は、親面のローカル頂点を基点とした x 座標と y 座標の中心にある矩形を定義します。構文は以下のとおりです。

REC cx cy xhw yhw angle nx ny

ここで、cx と cy は x 座標と y 座標、xhw と yhw は x 方向と y 方向における矩形の幅になります。
角度パラメータはー単位で定義され、その角度を任意の位置まで時計回りに回転させることができます。
nx と ny (オプション) は、面をレンダリングするために使用するセグメント数を定義します。
たとえば、次の UDA を作成します。

REC 0 10 3 3 0 50 50

これを放物面 ([Conic] 値が「-1」の Standard Surface オブジェクト) に配置すると、次の軸外し放物面鏡が作成されます。
添付ファイル:
Off-axis%20parabola.gif
Off-axis%20parabola.gif [ 11.08 KiB | 表示回数: 643 回 ]



UDA の作成方法の詳細については、『ZEMAX ユーザーズガイド』の「エディタ メニュー」の章の 「[Lens Data] > [Surface properties aperture tab] > [User defined apertures and obscurations]」を参照してください。


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 記事の件名: ノンシーケンシャル モードでのアパーチュアと軸外し鏡面部分を作成する方法を教えてください
 投稿記事 Posted: 2009年3月04日(水) 15:29 
管理人

登録日時: 2008年12月02日(火) 10:33
記事: 119
<スリットの作成>

シーケンシャル モードでは、定義されたアパーチュアの外を通る光線はいずれも終端されます。
ノンシーケンシャル光線追跡を使用すると、定義されたアパーチュアの外を光線が通った場合でも終端されません。
光線がアパーチュア オブジェクトに到達しなかったとしても、3D 空間内の別の物体に物理的に衝突することはあり得ます。
アパーチュアの外を通るどの光線も終端されるか吸収されるようにするアパーチュアは、どのように作成すればよいのでしょうか。
その秘訣は、2 つの物体を作成して、ZEMAX のネスティング法則を使用することです。
この法則では、光線が 3D 空間のどこかで複数の物体に衝突する場合は、後述する NSC Editor に表示されている物体の特性を優先させるというものです。
つまり、開口領域内にある光線だけを「通過させる」矩形アパーチュアは、2 つの矩形オブジェクトを使用して作成されます。
1 つは吸収用で、もう 1 つは空気からなります。
大きな矩形の吸収材質の中に、「空気」でできた小さな矩形があると想像してください。

添付ファイル:
Absorbing%20Aperture.gif
Absorbing%20Aperture.gif [ 1.17 KiB | 表示回数: 543 回 ]


ネスティング法則に基づいて、空気の内部矩形は、材質タイプが「ABSORB」 (吸収) に設定された外部矩形の後に記載する必要があります。

添付ファイル:
NSC%20Editor_left%20half.gif
NSC%20Editor_left%20half.gif [ 10.86 KiB | 表示回数: 543 回 ]

添付ファイル:
NSC%20Editor_right%20half.gif
NSC%20Editor_right%20half.gif [ 11.1 KiB | 表示回数: 543 回 ]


光源からの光線で、アパーチュアの内側を通るものは検出器へと進みます。
空気からなる矩形の外を通る光線は、2 つ目の矩形オブジェクト (上の灰色部分) によって吸収されます。

添付ファイル:
Shaded%20Model%20rotated.gif
Shaded%20Model%20rotated.gif [ 10.38 KiB | 表示回数: 543 回 ]


NSC ZEMAX の矩形オブジェクトは矩形アパーチュアの作成に使用されていますが、ここで説明したのと同じ手法でユーザー定義のアパーチュアも作成できます。
オブジェクト タイプを「Standard Surface」に変更し、ユーザー定義のアパーチュアを選択した後、その面を吸収物体内で「ネスティング」するだけで済みます。


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 記事の件名: ノンシーケンシャル モードでのアパーチュアと軸外し鏡面部分を作成する方法を教えてください
 投稿記事 Posted: 2009年3月04日(水) 15:30 
管理人

登録日時: 2008年12月02日(火) 10:33
記事: 119
<まとめと参考資料>

ユーザー定義のアパーチュアは、いくつかの NSC オブジェクトで配置できますが、
これは定義されたアパーチュア領域の外を通る光線を終端させる軸外し放物面や軸外しアパーチュアを作成する場合に役立ちます。
ここでは、ノンシーケンシャル モデルでこれを実現するいくつかの手法について説明しました。

参考資料
ZEMAX Optical Design Program User's Guide (ZEMAX Development Corporation 作成)


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